スーパーワイドビノと坂本真綾25周年ライブ

目次

  1. 1. あいさつ
  2. 2. スーパーワイドビノとは
  3. 3. 早速使ってみた
  4. 4. まとめ

あいさつ

先日坂本真綾25周年記念ライブに行ってきたわけですが,そこでスーパーワイドビノ2×54という双眼鏡を使ってみたのでレビューを書いていこうと思います.別に製品の回し者というわけではありませんが,これがなかなか良かったのです.

ライブでの実力は…ライブでの実力ははたして….

スーパーワイドビノとは

スーパーワイドビノとはなんぞやという話ですが,笠井トレーディングさんから出ている「超超広角」星空観賞用双眼鏡です.双眼鏡というと比較的高倍率のものを想像し,見たい対象に寄れれば寄れるだけ良いと考える方が多いかもしれませんが,このスーパーワイドビノはどちらかというと低倍率のオペラグラス寄り,いやむしろオペラグラスよりも倍率が低く(2倍)作られているのが大きな特徴です.ガリレオ式のためずっしりとしており,ガラスの塊を持っているような重厚感があります.
倍率が低い代わりにとても明るく,シャープに像を結ぶため,遠くの対象でも見た目は小さいのに鮮明に観察することができます.また見口が大きく,私は眼鏡をかけているのですが,かけたまま使用しても他の双眼鏡ほど視野が狭くなるということがありません.
星空で使用してみると,はくちょう座やオリオン座といった大きな星座が視野内にすっぽりと収まります.そして裸眼では見えていなかった細かい星々がグワッと浮かび上がり,没入度の高い星空を堪能できるアイテムです.
こいつをアーティストのライブでも使ってみようというわけです.

早速使ってみた

横浜アリーナの,ステージはセンターパターン,席は1日目はアリーナB12列,2日目はアリーナD8列でした.詳しくはこちらをご覧ください.列番号だけ見るとあまり差がないように見えますが,センターステージからの距離は全く違ったので,良い比較になりました.
スーパーワイドビノと,VixenさんのジョイフルM(10倍)を持っていきましたので,それぞれがどんな感じの視界で見えたかを以下の画像に示します.
初日,アリーナBから眺めた感じ.
初日,アリーナBから
2日目,アリーナDから眺めた感じ.
2日目,アリーナDから
(画像引用元:https://www.yokohama-arena.co.jp/seatguide/cstage.html パノラマギャラリー)

赤枠がスーパーワイドビノ,青枠がジョイフルMです.(記憶を頼りにこんなもんかなと書いてるので不正確さはあるかと思います)
スーパーワイドビノの圧倒的な視界の広さがおわかりかと思います.1日目の際はステージから上部の画面までがきれいに収まり,かつ像も良く,画面の映像から演者の顔や衣装など全て明るく鮮明に見ることができました.2日目は流石にセンターステージにかなり近づいたので,左右は鳥籠状の画面の幅ギリギリ収まらず,画面も上に行ってしまうと全ては収まりきらないという感じでしたが,ステージ全体だけであればよく見渡すことが可能でした.ステージ全体を見たいときはこれで,各演者に注目したいときはジョイフルで見ることで,ライブや観劇などの楽しさも倍増するのではないかと思います.
特に今回のライブではデュエットなどで10倍のジョイフルだと収まりが悪いことがあり,スーパーワイドビノで演出などを楽しむ→ジョイフルで視界いっぱいのルンバ真綾さんや内村さん,土岐さん,堂島さん,原さん,たまんねぇ! といった楽しみ方をすることができました.
スーパーワイドビノの値段は2万円前後しますが,ライブでも星空でも使える楽しい双眼鏡でした.

まとめ

簡単にスーパーワイドビノについてまとめておきますと,値段以外の部分で

メリット

  • 倍率は2倍とそこまでではないが,明るくてシャープ.ライブや観劇でも,ステージ全体を見るのにとても良い.
  • 見口が大きく,眼鏡をかけたままでもあまり問題なく見える.
  • 本来の星空用途でももちろん使える.

デメリット

  • 前玉がわりとしっかり出ていて(いわゆる出目金レンズほどではないが…)重いので,落としたりすると怖い.小さなお子さんなどは長時間持っていると重くて疲れてしまうかも.

といった感じになります.一家に一台,いかがでしょうか.