天体画像処理研究会第一回オンラインミーティング

目次

  1. 1. あいさつ
  2. 2. 天体画像処理研究会第一回オンラインミーティングをやってみた

あいさつ

こんにちは.最初にタイトルとは関係ないですが,冬観測用にブーツを導入してみました.

冬観測用ブーツ

これまではずっとサイズぴったしな普通の靴にカイロを貼ってギチギチの状態で観測をしていたのですが,これでかなり暖かくなるかなと信じています(というか,導入するのが遅すぎた).
それから,近々(個人的に)嬉しいお知らせを投稿できると思います.お楽しみに(?).

天体画像処理研究会第一回オンラインミーティングをやってみた

さて,タイトルの通り,先日土曜日の夜の時間を使って Zoom でオンラインミーティングを開催してみました.若輩者の私の提案にも関わらず,私を除いて10名ほどの方にご参加いただきました.ありがとうございました.
初回ということもあって,まずは言い出しっぺの私が,自分がやっている研究についてと,その研究を天体画像処理に活かすことはできないかという提案のお話をさせていただきました.この話は今年中止になってしまった CANP という天体写真を撮っている方のオフラインの集いがもし開催されていたら話したかった内容で,私と同年代の学生の方々相手には話したことがあった内容ですが,それ以上の年代の方々にはあまり話したことがなかった内容でした.私の研究などについてここに事細かく書くということはしませんが,結果として,多くの貴重な意見をいただくことができました.
私が開発に携わっているフレームワークはプロセスの管理が容易なビジュアルプログラミング環境なのですが,ソフトウェアのエンジニアの Iwai さんからは,ビジュアルプログラムだと diff(変更点)をとるのがちょっと面倒であるとか,皆さんご存知 Sam さんからは(天体写真は)芸術思考であるとみなしているアマチュアの人からすると科学的な出自管理をウリにするのはあまりウケないのでは,とか,木人さんからは,結局素材のクオリティによって処理は異なってくるので,あまり同じ処理を別の画像に施すということはあまりないのでは,むしろ,素材からどこまでの画像ができるのかをコンピュータがサジェストできるといいよね,だとか,これまで私が考えてきたもの,あまり深く考えてこなかったものを含め,「たしかになあ」と思わせられるツッコミをたくさん頂戴いたしました.一方で,一つの試みとしてそういったソフトウェアを作っていくのはコミュニティを活発にしていけるという意味では悪くはないと思っていただけているのかなとも思われ,個人的には励みになりました.
現在流行りのPixInsight(私もそろそろ導入を検討しているところであります)や,Adobe 製品との棲分けなども話題として上がりまして,多くの議論ができたかと思っています.
録画するのをすっかり忘れてしまったため,議事録をしっかり残すことができずもったいないことをしてしまったという気持ちですが,改めてご参加頂いた方々にはお礼を申し上げます.来月の満月期もまた何か企画してみたいと思います.

それでは.